ホーム > 存戦まつわる子飛相
存戦まつわる子飛相
しかし、フィンランドは、ソ連の無法な領土割譲の要求を斥け、約10倍のソ連軍を相手に、世界を驚嘆させる見事な自衛戦争を遂行し、国際連盟からも西側の列強からもなんら実効的な援助が得られないという絶望的情況下で、フィンランド軍の頑強な抵抗に醇易したソ連と外交交渉のうえ、妥協したのである。フィンランドは、約10分の1の領土をソ連に割譲せざるを得なかったが、国の名誉は立派に守らかいらいれ、ソ連が擁立した錦繍共産政権クーシネン内閣は瓦解し、フィンランドは、バルト3固などとちがって独立主権国家として存在し続けて、今日に至っている。フィンランドは、ソ連に勝つことはできなかったが、敗けもしなかった。ソ連の無法な領土割譲の要求に屈したのではなくて、1寸の虫にも5分の魂、見事にソ連に1泡ふかせてから、戦略目標である独立の保持達成のため、戦術的に譲歩し、ソ連と妥協したのである。フィンランド化(均3岳主。ロ)とは、大国ソ連に対して使う場合には、たしかに軍事力行使もぎどうによる恥ずべき国際的没義道ぶりを非難する悪口だが、世界各国とも見て見ぬふりをしている中で、悲壮な祖国防衛戦争を戦い抜いた小国フィンランドに対しては、それは称讃の辞として用いられるべラ者の資質危機型5のではなく、わずか人口400万の勇敢なフィンランド国民が、2億5000万の軍事大国ソ連を相手に、その無法な侵略行為に対して約4カ月間、勇戦敢闘した結果、勝ちとった称讃に値する名誉ある妥協なのである。